導入編

開業で使える販促手法5選。メリット・デメリット比較

こんにちは。
「開業で失敗しないためのネット活用 実践講座・響(ひびき)」講師のリョウです。

前の講義(開業して3年後には62%が廃業してしまう現実とその原因)では、開業しても販売不振から廃業してしまう現実をデータともに確認しました。
また、その販売不振の原因として考えられるものは以下の2つでしたね。
・「商品やサービスを知ってもらえた人数(認知数)」が少ない。
・「買いたいと思っていただけた割合(購入率)」が少ない。

裏を返せば、「商品やサービスを多くの人に知ってもらい(認知数UP)」「買いたいと思っていただく(購入率UP)」ことができれば、販売不振を避けることができます。その結果、廃業リスクも軽減することができます。
それでは、どのようにして、お客様にあなたの商品やサービスを知ってもらい、買いたい(来店したい)と思っていただけば良いのでしょうか。

今回の講義では、開業で使える販促手法を代表的なものに絞って、メリット・デメリットと合わせてご紹介していきます。
販促手法によって、認知数UP・購入率UPどちらに強いなどの特徴があります。響としておすすめの販促手法もお伝えしますが、最終的にはあなたに合った販促手法をみつけていただければと思います。

王道かつ最も過酷な営業方法?「飛び込み営業/テレアポ」

「新しく何かを売る」の王道とも言える販促手法は、この「飛び込み営業」でしょう。
正直いってこの方法は、前職で訪問販売などで高い営業成績を収めていたような方を除いておすすめできません。

その理由は、行動量(かかる時間)に対して得られる効果が少ない点あります。
あなたの事業で扱う商品の単価が高く1件売れれば高い利益を見込めるような場合はこの手法でも問題ないかも知れませんが、1件あたり数千円~数万円の商品では、あなたの人件費すら支払うことは難しいでしょう。

テレアポも同じグループに当てはまります。
大手企業の新人研修で受話器に手を縛り付けて受注できるまで受話器を離せないような会社もあるようですが、そのくらい過酷な販促手法です。

地域に強い。でも効果は短い。「ポスティング」

開業にあたり多くの方に選ばれる販促手法のひとつに「ポスティング」があります。
自分が地域を回ってのポストへのビラを入れたり、新聞の折込広告、ラクスルなどのポスティングサービスなどを利用する方法がこれにあたります。

ポスティングの特徴は、宣伝したいお客様の層を”住んでいる・働いている地域”で選ぶことができることにあります。
そのため、美容室やレストランなど、お客様にお店に来ていただくような店舗系サービスでは、他の販促手法と比べて購入率が高くなりやすいというメリットがあります。

一方でデメリットもあります。
ポスティングのデメリットは、長く続けると効果が頭打ちになることです。
ポスティングは、個々のお客様を選ぶことができず地域に対して行うため、何度も同じ地域でポスティングを続けていると、地域に住む人(チラシを受け取る人)が変わらないことから、効果も頭打ちになる傾向があります。

このようなメリット・デメリットから、店舗系サービスで開業される方の開業して間もない時期の販促手法として、ポスティングはおすすめです。

一時的に認知数がUP。そして高額。「有料広告メディア」

さて、ここからはネットを活用した販促手法のご紹介です。
響では、ネット活用による販売不振の対策をお伝えしていますが、ネット活用であればすべておすすめなわけではありません。

その一例が、有料広告メディアです。
有料で自分のお店のページを作成するようなメディアがこれにあたります。

有料広告メディアは、インターネット上のサービスですので、世界中の人にアプローチが可能です。
メディア自体でも集客に力を入れていますので、高い認知率を期待できます。

その一方で、数十万円/月の費用が発生します。売上はあがるでしょうが、費用がかさみ、利益を圧迫します。

高い認知数UP効果が期待できる一方、多くの費用がかかる方法です。

出来る限り開業資金を抑えたいという方この手法は選択せず、このあとお伝えする2つの方法をおすすめします。

無料ではじめる「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」

次の販促手法は、SNSです。
一昔前、SNSといえばmixiでしたが、今ではTwitterやFacebook、LINE、Instagramなど様々なSNSが増えていますね。

SNSの特徴は、そもそも広告掲載のために生まれたサービスではなく、友人同士の交流の目的で作られたサービスという点にあります。
そのため、無料で自然にあなたのお店の情報を発信することができます。

一方でデメリットは3つあります。

一つ目は、認知数に限りがある点です。
自分の友達や、お店に興味を持ってくれた人にしかアプローチすることができないため、根気よく人を増やさなければ、認知数UPの効果は弱いママです。

二つ目は、手間がかかる点です。
SNSは、情報を発信するごとに、友人にみてもらえる機会が増えます。そのため、たくさん見てもらうには、たくさん投稿し続ける必要があるのです。とても手間のかかる作業です。
あなたが、芸能人のように友達(フォロワー)が集まっているならば、すぐにでも効果を得られるでしょうが、数人から数十人の規模でSNSを活用するのであれば期待しているほどの販促効果を得ることは難しいでしょう。

三つ目は、発信できる情報量に限りがある点です。
基本的には、友達との交流を目的としたサービスのため、あまり長い文章や画像を載せることが難しいメディアです。
そのため、より多くの情報を発信できる手法と組み合わせることで、SNSの強みを引き出すことができます。

その組み合わせ先としておすすめな手法が、「自社ホームページ」です。

認知数・購入率UPを安く継続して実現。「自社ホームページ」

最後にご紹介する手法は、自社ホームページを立ち上げて販促する手法です。
この手法は、有料広告メディアと同様にインターネットを通じて世界中の人にアプローチできるにも関わらず、SNSのような手軽さを持ち合わせています。

自社ホームページの特徴は、かけた時間や資金などの投資があなたの事業の資産として積み上がっていく点にあります。

これまでに挙がった飛び込み営業、ポスティング、有料広告メディアは、努力しても積み上がるものがありません。
広告費を払って、お客様を買う。広告費を払わなければ、お客様が増えることはありません。

これに対して、自社ホームページでは、検索エンジンやSNSと組み合わせながらアクセスを集める取り組みを重ねることにより、無料(正確には月数千円の維持費のみ)で、ポスティングや有料広告メディア並みの販促効果を維持し続けることができるのえす。
また、ホームページの訪問者は、検索エンジンやSNSから自らの意志でクリックして、自社のホームページに訪れます。そのため、飛び込み営業やポスティングなどの方法と比べ、高い購入率が期待できる傾向にあります。

懸念点もあります。

ホームページというと数十万円から数百万円のコストがかかるというイメージがあります。
確かに2000年代はウェブサイトの制作費用の相場は「初期費用:100万円、維持費用:月50万円」と高額でした。
「高っ!」と思われる方も多いかも知れませんが、いわゆる今のホームページに必要な、お問い合わせシステム、予約システム、管理画面からのページ作成システムなどの各種システムを構築する場合、この費用、またはこれ以上の費用がかかることは珍しくありませんでした。

しかし、現在のウェブサイト制作費用の相場は「初期費用:数十万円、維持費用:月数万円」という価格帯まで下がりました。

そして、このあとにご紹介するような方法でホームページを作成することにより、初期費用を5万円以下、維持費用を月数千円まで抑えることもできるようになりました。
一昔前では難しかった本格的な自社ホームページも、今では手軽にはじめられるようになっています。

最後に、自社ホームページのデメリットをご紹介します。
それは、「効果が出るまでに時間がかかる」点です。
ホームページの主な集客ルートは、YahooやGoogleなどの検索エンジンなのです。
このYahooやGoogleなどの検索エンジンにあなたのホームページを認められ、上位に表示されるようになるためには、早くて1~3ヶ月程度かかると言われています。
(この検索エンジンに認められるための方法を、SEO(エス・イー・オー)と呼びます。)

そのため、もしあなたがこれから開業予定の場合、開業をはじめてからではなく、開業をはじめる前から準備をしておくことが重要です。

では、具体的には、どのようにして自社ホームページを活用していけば良いのでしょうか。
次の講義では、ホームページによって盛況を生むための2つのアプローチをお伝えしていきます。

このページは「開業で失敗しないためのネット活用 実践講座・響(ひびき)」の「導入編」の一部です。はじめてこのサイトへお越しの方は「開業で失敗しないために:開業講座「響(ひびき)」とは」をお読みください。

<導入編の講義一覧>

  1. 開業して3年後には62%が廃業してしまう現実とその原因
  2. 開業で使える販促手法5選。メリット・デメリット比較 ★本講義
  3. 自社ホームページで盛況を生むための2つのアプローチ
  4. ネット集客・ネット営業のいろは
  5. 開業のためのホームページで抑えるべき12のポイント
  6. 自分で作る vs プロに任せる。開業ホームページの作り方
  7. プロに任せて本当に安心?ホームページ発注に潜む4つの罠

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